元横綱日馬富士関の書類送検を受けて、暴行現場にいた横綱白鵬、鶴竜、関脇照ノ富士が11日、冬巡業が行われた北九州市で口を開いた。白鵬は「2度とこういうことがないように願うしかない。精いっぱい与えられたことをやる。信頼というのを再びね。長引いているけど、いずれはいい方向に向かえばいい」と神妙な表情で語った。

 鶴竜は「自分が何かを言えるものではない」と慎重。多くのファンが巡業に来ている状況に「相撲で喜んでもらいたい」と土俵の上に集中する。元横綱日馬富士関の弟弟子の照ノ富士は「何もコメントできない」と表情は暗く、引退については「(寂しさは)もちろん。一番かわいがってもらったから」とつぶやいた。