大相撲冬巡業の沖縄・宜野湾巡業の最終日は17日、沖縄コンベンションセンターで行われ、元横綱日馬富士関の暴行事件で揺れる中始まった冬巡業が幕を閉じた。

 貴乃花親方(元横綱)の代理で巡業部長を務めた春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)は「お客さんの入りを心配していたけど比較的入っていた。力士たちもよくやった」と満足。この日もほぼ満員の約3500人が訪れた。幕内トーナメントで優勝した横綱白鵬も「ファンが喜んでくれたから良かった」と安心した表情を浮かべた。

 表面上は大盛況で終えた巡業だが、休場した平幕貴ノ岩の診断書は最後まで提出されず、相撲協会危機管理委員会は聴取も出来ないままで、協会側にはピリピリムードが漂い続けた。巡業の疲れを取りたいところだが、20日には臨時理事会が開かれるなど慌ただしい日がまだ続く。