大相撲の元横綱日馬富士関(33)が、在籍する法大大学院に通い、卒論の作成に取り組んでいることが29日、分かった。貴ノ岩(27=貴乃花)への暴行事件は前日28日に略式起訴され、貴乃花親方(元横綱)の理事解任が決議されたことで、一定の決着がついた格好。引退会見からちょうど1カ月経過したこの日、元日馬富士関に近い関係者が「今は実際に大学院にも足を運び、来春の卒業に向けて、相撲を含めた日本の伝統文化をテーマとした卒論の作成に本格的に取り組んでいます」と明かした。

 引退後は後援会関係者らの厚意で用意された、自然豊かな地域の宿泊施設などで家族と静かに過ごす時間が多いという。その中で卒論と向き合い、第2の人生を模索しているという。

 また前日28日夜には、元横綱朝青龍がフェイスブックに投稿した動画に、赤いポロシャツ姿で登場した。撮影された日時や場所は不明だが、モンゴル語で自作とみられる詩を読み、最後に笑顔で親指を立てる姿を見せていた。