嘉風が2場所続けて白鵬を撃破した。横綱の喉輪を外してから、流れよくはたき込みで仕留めた。

 徐々に笑みが広がり「横綱に勝ったということは全部うまくいったということ。めちゃくちゃうれしい」と喜びをかみしめた。

 昨年の九州場所では勝負がついた後、白鵬が立ち合い不成立をアピールし、物議を醸した。「あれだけ周りが騒いだら意識しないお相撲さんはいない。やみくもに当たるのではなく、力を出し切ろう」との気持ちで臨んだという。会心の勝利に「今日も勝ったらすごいだろうなと思っていた」と冗舌だった。