十両でエジプト出身の大砂嵐が無免許運転で事故を起こした疑いについて、父親アラディーンさんは21日「息子は日本が好きで労を惜しまず相撲に取り組んできた。どうか許していただけないだろうか」と共同通信の電話取材に語った。

 アラディーンさんが大砂嵐と最後に連絡を取ったのは昨年12月。事故については取材で知り、詳細は不明という。「息子の妻は国際免許を持っていたが息子については分からない」と話した。

 大砂嵐はアフリカ大陸初の力士として話題を呼び、エジプト観光当局からは日本との間の観光振興を担当する親善大使に任命され地元の期待も背負ってきた。アラディーンさんは「息子は深刻な状況に置かれているのですか。(日本相撲)協会に解雇されることもあるのですか」と今後の処遇を気に掛けていた。