大相撲の元横綱日馬富士関の暴行事件で、傷害罪で略式起訴され、鳥取簡裁から略式命令を受けた元横綱が罰金50万円を納付したことが22日、捜査関係者への取材で分かった。納付は15日付。

 元横綱は昨年12月28日に略式起訴され、同簡裁が今月4日に略式命令を出していた。罰金50万円は傷害罪での上限額に当たる。

 起訴内容などによると、元横綱は秋巡業中の昨年10月26日未明、鳥取市内にあるラウンジの個室で、貴ノ岩の顔を平手で多数回、頭部をカラオケのリモコンで数回殴打し、約12日間のけがをさせたとしている。