元関脇若の里(41)の西岩部屋が1日、大相撲の46番目の部屋としてスタートを切った。

 昨年11月の日本相撲協会の理事会で2月1日付での独立が承認されており、田子ノ浦部屋から内弟子の若佐竹(19)と若野口(17)を引き連れて、西岩親方が東京・浅草に新設した。

 西岩親方は「部屋を持つことは引退後の夢でした。いよいよスタートラインに立ちます。私も弟子も1年生なので、ともに成長していきたいと思います。世界的な観光地でもある浅草に部屋を持てることほどうれしいことはありません」と話した。

 3月の春場所から、西岩部屋所属として力士が土俵に上がる。さらに数人が新弟子検査を受ける予定という。西岩親方は「春場所は自分が入門した原点でもあります。身が引き締まる思いです」と決意を示した。