付け人に暴力をふるい、この日から休場した十両貴公俊(20=貴乃花)の、史上初の双子関取となった弟貴源治(20=同)が、涙ながらに無念さを示した。

 この日は照強を寄り切りで破り4勝5敗。一進一退の星取が続く。その質問をされると「眠れないですね、こうゆう時は。どうしても考えちゃうので」と、眠れない原因が星取のことでなく、兄の不祥事ということを自ら切り出した。「(星取もそうだが)兄貴のこともそう。寂しい。心強かったので」と切り出し、その後は言葉を考えながら「1つ考えれば大丈夫だったのに」と話し、目に涙をため、かすれるような声だった。「兄貴も反省している。本人も謝っていた」と話すと、たまらずタオルで目を拭っていた。