日本相撲協会は、大相撲春場所千秋楽の25日、春場所会場のエディオンアリーナ大阪で三賞選考委員会を開き、優勝を決めている横綱鶴竜(32=井筒)に、ここまで唯一の黒星を付けている関脇栃ノ心(30=春日野)の2度目の殊勲賞が決まった。

 敢闘賞は、初日から9連勝で優勝争いに終盤まで残った東前頭6枚目の魁聖(31=友綱)が3度目の受賞。同14枚目で14日目まで11勝を挙げている勢(31=伊勢ノ海)は千秋楽で魁聖に勝てば、5回目の敢闘賞受賞となる。

 また技能賞は、14日目まで9勝を挙げ来場所の新三役を確実にしている東前頭筆頭の遠藤(27=追手風)が2回目の受賞を決めた。