大相撲春巡業が22日、東京・青梅市で行われ、大関高安(28=田子ノ浦)がアクシデントに見舞われたが物ともしなかった。朝稽古で2日続けて関脇栃ノ心と三番稽古を行ったが、3連敗したところで土俵から下りた。土俵下でも四股などは踏まずに支度部屋に戻り、土俵入りは行ったが興行の最後に行われる取組を急きょ回避。朝から左腰に違和感があったといい「初めの相撲で腰に負担がかかった。土俵入りの時に段差で電気が走った」と説明した。

 さらに、腰をかばいながら歩く様子にヒヤリとしたが「無理をしないようにね」と余裕の表情。トレーナーによるマッサージを約30分受けてケアも万全だ。24日は取手市、25日は笠間市と出身の茨城県で巡業が行われるだけに「安静にして様子を見る。休むという考えは今のところはない」と前向きだった。