6場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は10日、都内の部屋で行われた稽古に姿を見せなかった。

 夏場所(13日初日、東京・両国国技館)の出場については現在も検討中で、早ければ10日中、遅くても取組編成会議が行われる11日朝までに決める。この日の朝稽古後、師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「病院に行って検査をしている。昨日も話したが、もう1回、病院に行って考えさせてほしいと言っていた。出ることになったら、横綱だから結果を出さないといけない。迷っているようでは場所に出られない。本人の考えもあるので、ちゃんと話さないといけない」と、神妙な表情で話していた。