貴乃花親方(元横綱)が今場所から審判部に復帰後、初めてマイクを手にした。序二段の神山-大翔虎の取組で物言いがつき、5日目で初めて説明を担当する正面の審判となったため「ただいまの協議は、軍配通り東方力士の勝ちと致します」と、神山の勝ちを宣言した。久しぶりの土俵下でのマイクのためか、極端に省略した形となり、言葉遣いが不自然になっていた。

 さらに同じく序二段の石原-照道の取組では、当初は照道に軍配が上がったが、行司差し違え。2度目のマイクでは「西方力士に軍配が上がりましたが、東方力士の勝ちと致します」と、石原の勝ちと修正した。すると場内から「何で変わったのか教えなさいよ」とヤジが飛んでいた。