史上最高齢の39歳6カ月で再入幕を果たした西前頭16枚目安美錦(39=伊勢ケ浜)が、西十両筆頭阿武咲(21=阿武松)に負けて負け越しが決まった。正面からぶつかるも耐えきれず、引いてしまい押し出された。

 負傷している膝の影響からか、今場所は思うような相撲が全く取れていない。それでも「しっかり当たってどんどん押していこうと思った」と言い訳はしない。両膝のテーピングの量が、負傷具合を物語っているが「やめることは簡単なこと。いつでもやめられる。しっかり向き合って今できることをやる。まだまだできることがあるから頑張ります」と、これからも土俵に上がり続ける。