関脇栃ノ心(30=春日野)が無傷の10連勝で3場所連続の2桁勝利を挙げ、大関とりへ大きく前進した。

 千代大龍に立ち合い体当たりをかますと、最後はもろ差しを許しながらも両まわしを引きつけて危なげなく寄り切った。

 「直近3場所を三役で合計33勝以上」とされる大関昇進の目安で34勝目。優勝争いの先頭を走る怪力男が大関昇進と2場所ぶり2度目の優勝へ向けて加速した。