初日から12連勝の関脇栃ノ心(30=春日野)が、初黒星を喫した。前頭正代を立ち合いから押し込んだが、土俵際で引かれると、そのまま前のめりに倒れ込む引き落とし。俵に残していた正代の右足は「あまり見えなかった」(栃ノ心)という。敗因を問われると「足やな」と、足がついていかなかったことを挙げ「引かれるのは分かっていたから」と付け加えた。

 これで横綱鶴竜と並んで12勝1敗。その鶴竜とは14日目に対戦することが決まっている。大一番への心境を問われたが「明日のことは明日考える」と、多くは語らなかった。