横綱鶴竜(32=井筒)が5度目の優勝を飾った。2場所連続優勝は自身初。白鵬(33=宮城野)との横綱対決を寄り切りで制し、1敗を守った。

 過去3度の優勝翌場所は連覇はおろか、いずれも10勝に届かなかった。賜杯を手にした鶴竜は「(連覇は)横綱に上がった時からの目標。(これまで結果を出せなかったV翌場所は)そこもひとつ自分の成長を見せたかったところ。そういう強い気持ちを持っていたのでよかったです」と力強く話した。「また来場所に向かった新たなチャレンジをしたい」と7月の名古屋場所での3連覇に思いを込めた。

 2敗で鶴竜を追っていた関脇栃ノ心(30=春日野)は前頭5枚目勢(31=伊勢ノ海)を寄り切ったが2度目Vは届かなかった。2場所連続休場明けの白鵬は11勝4敗で終えた。