日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開き、栃ノ心(30=春日野)の大関昇進を満場一致で承認した。

 日本相撲協会は東京・墨田区の春日野部屋に出羽海理事(元幕内小城ノ花)と大鳴戸審判委員(元大関出島)を使者として派遣。午前9時半ごろ、伝達式で出羽海理事は「本日の理事会において、関脇栃ノ心が全会一致で大関に推挙されましたことをご報告いたします。本日は誠におめでとうございます」と吉報を伝えた。栃ノ心はこれを受け「謹んでお受け致します。親方の教えを守り、力士の手本となるように稽古に精進します。本日は誠にありがとうございました」と口上を述べた。

 栃ノ心はジョージア出身で、欧州の大関は琴欧洲、把瑠都に続き3人目となった。