7場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は4日、名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて再開された、都内の部屋での稽古に姿を見せなかった。師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)によると「検査と治療」で、事前に電話連絡があったという。

 稀勢の里は3月春場所、5月夏場所と、2場所連続で全休。1月初場所で6日目から途中休場して以降、本場所の土俵から遠ざかっている。それでも痛めている左大胸筋などについて、田子ノ浦親方は「だいぶ良くなっている」と話し、基礎運動などの稽古についても、夏場所中から行っていると補足した。同親方は「1日も早くファンの方に元気な姿を見せられるように、と思っている」と代弁。5日の稽古には姿を見せる予定だという。