横綱白鵬(33=宮城野)が名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて本格始動した。同部屋の滋賀合宿が13日、長浜市の滋賀近交運輸倉庫で始まった。

 白鵬は夏場所後初めて土俵に下りた。柔軟運動、四股、すり足、てっぽうなどで体を温めた後、幕下の炎鵬、大ノ蔵、平幕の石浦と3番ずつ計9番相撲を取った。両足親指に不安のあった夏場所前と違い、体調面に全く問題はなさそうで、約200人のファンの前で約2時間、精力的に動いた。

 稽古後はファンとの記念撮影、サインに応じると「いい汗かいたね」と笑顔で稽古場を後にした。合宿は17日まで行われる。