大相撲の西前頭筆頭の琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)が、名古屋場所11日目の18日、日本相撲協会に左上腕二頭筋と三頭筋の損傷で「18日より約3週間の安静、休務、通院加療を要する見込み」との診断書を提出し、休場した。診断書によると、小結玉鷲に敗れた前日10日目に受傷している。

 琴奨菊は、小手投げで7敗目を喫した玉鷲戦で、取組後に左肘付近を押さえて痛そうな表情を見せていた。11日目に対戦を予定していた正代は不戦勝となり、琴奨菊は8敗目で負け越すことになった。

 琴奨菊の休場は、大関時代の16年名古屋場所以来、2年ぶり6度目となった。これで今場所の幕内の休場者は3横綱と新大関栃ノ心に次いで5人目。現在も幕内で出場している力士では、幕内優勝経験者は大関豪栄道のみとなった。