元横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力を父に持つ西三段目50枚目納谷(18=大嶽)が、東三段目38枚目魁禅(24=浅香山)を破り連敗を回避し、5勝1敗とした。

 立ち合いは納谷が優勢で得意の押し相撲で攻め立てたが、土俵際で右に変化された。「我慢できずに慌ててしまった」と、とっさのはたき込みで勝利をもぎ取った。

 「いつもなら前に出るけど、引く動きがあった。動かされている感じはないが、たぶん疲れが出ている」。前半戦は心身ともに疲れは感じていなかったが、ここ数日は自然と就寝時間も早まり、起床時に疲れを感じるとのこと。「朝も体を動かすのにワンクッションが必要」とスイッチを入れるのも一苦労のようだ。「次は前に出る相撲でいきます」と原点に戻って6勝目を目指す。