元横綱朝青龍のおい、東三段目42枚目豊昇龍(立浪=19)が我慢の一番を制し、5勝1敗とした。

 西三段目32枚目魁勇大(19=浅香山)と左四つになり、投げ技を試みたものの相手も粘りを見せる。最後は内掛けで相手に覆いかぶさり、30秒近い一番を制した。「(立ち合いの)当たりは良かったけど、なんでか分からないけど体が動いていなかった」と白星にも納得いかない様子だった。

 取組後は敗れた魁勇大が礼をせずに土俵から降り、行司から呼び戻される場面もあったが、豊昇龍も審判を務めていた二子山親方(元大関雅山)から「ちゃんと礼しなくちゃいけない」とその場で注意を受けた。