大関高安(28=田子ノ浦)が、関脇御嶽海を下して、かど番脱出となる勝ち越しを決めた。

 左下手を取れない中、相手の出し投げに1回転したが、土俵際で逆転の突き落とし。行司軍配は相手に挙がったが差し違えで、全勝だった御嶽海に土をつけた。「気持ちです。しっかりと残り3日、存在感を示すことができればいいと思う」と、すでに4敗で優勝の可能性は限りなく低いが、前を向いていた。