大相撲の大関豪栄道(32=境川)が14日、本格的な稽古を再開した。岩手・奥州市で行われた夏巡業の朝稽古で、前頭豊山を指名し、9番取って全勝。立ち合い一気の寄り切り、押し出しという取り口が目立った。

 左耳の中耳炎にかかり、本格的な稽古の再開は当初の予定よりも1週間ほど遅かったという。「先週から中耳炎に初めてかかって、耳も聞こえづらくて、ずっと水が入っているような違和感があったから、相撲を取るのを控えた。だいぶよくなって(この日)相撲を取ったり、胸を出したりというのに問題はなかった。炎症も治まっているし、体は調子いい」と、好感触を得た様子だった。