横綱白鵬(33=宮城野)が、大関栃ノ心(30=春日野)を下して単独トップを守った。もろ差しを許さないように、両脇をがっちりと締めながら立ち合いでぶつかり、右を差してすくい投げで転がした。

怪力栃ノ心に左上手を許したが「上手が深い分対応できた。流れが良かったというか反応が良かった」と実は好機だった。

13日目は、横綱稀勢の里戦が組まれた。これまで数々の名勝負を繰り広げてきた一番で、稀勢の里の横綱昇進後は初めて本土俵で相まみえることになった。直近の対戦は、負けた昨年初場所で「明日は特別だね。頑張ります」と感慨にふけった。