大相撲の第54代横綱の輪島大士氏(本名・輪島博)が死去したことが分かった9日、秋巡業が静岡・東伊豆町で行われ、親交のあった横綱白鵬(33=宮城野)が悲しみを口にした。

最後に会ったのは「1年半前か、2年ぐらい前になるかな」と食事をともにしたのが最後だという。13年に咽頭がん手術を受けたため、筆談でのやりとりに苦労したことを明かした。過去には、輪島氏の故郷・石川県七尾市で2人でトークショーを開いたこともあり「一緒に飲んだり食べたり、ゴルフもした。本当に良くしてもらいました」としみじみ。「天国で歴代の横綱たちと相撲を取ってるかもしれないね。我々を上から見守ってくれれば」と話した。