若の里チームA(青森)が、全国3位になった。大会は、小学生4人(3年以上の各学年1人ずつ)と中学生による1チーム5人の団体戦。73チームが出場し、若の里チームAは予選を勝ち抜いて32強による決勝トーナメントに進出。準決勝で敗れたが、3位の座を勝ち取った。静岡のやいづ少年相撲クラブが優勝した。

若の里チームは、大相撲の西岩親方(元関脇若の里)が出身地の青森県の子供たちに呼び掛けて結成し、昨年初出場。前日には若の里チームAとBが宿泊先の西岩部屋で稽古し、力士たちとちゃんこを食べ、この日に備えていた。

国技館で大会を見守った西岩親方は「現役中は地元の人たちに応援してもらっていたので、恩返しがしたかった。青森で相撲をやる子が減っているので、国技館の土俵で相撲を取ってもらいたいと思っていました。子供たちは勝った喜び、負けた悔しさを感じたでしょう。私は感動をもらいました」と喜びを口にした。