大相撲九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)に向け、日本相撲協会は30日、福岡市内で人気力士による「赤ちゃんだっこ撮影会」を行い、平幕の千代丸(27=九重)が“飛び入り参加”した。

愛嬌(あいきょう)あふれる表情がテレビCMなどで話題の千代丸は当初、この日のメンバーだったが、協会側が秋場所終盤に左第2中足骨骨折を負い、巡業を休んだこと考慮して、メンバーから外していた。ところが、千代丸はやる気満々で会場に来たため、飛び入りの形になった。

千代丸は予定メンバーの横綱鶴竜、関脇御嶽海、平幕の遠藤らの前に1人で登場したため、お客さんが殺到した。「みんな、喜んでくれたみたいで良かったです」。負傷した左足はまだ万全ではなく、今後は本番に向けて調整を続けていく。