大相撲九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)を前に、横綱鶴竜(33=井筒)が30日、右足の不安を口にした。福岡市内で行われた「赤ちゃんだっこ撮影会」に出席後、取材に応じて「結局、負担をかけると痛いんですよね」。昨年の名古屋場所を「右足関節外側靱帯(じんたい)損傷」で途中休場しており、その場所を中心に痛みがある。痛み出したのは、秋巡業の序盤といい「これまでもちょこちょこ痛みはあったけど、しばらくすると落ち着いてたんです。なのに、今回は落ち着かない」とこぼした。

昨年は6場所中5場所で休場した。今年は名古屋場所こそ途中休場があったものの、春、夏と2場所連続優勝。復活をアピールしてきた。それだけに「1年の最後の場所でもあるけど、何より休みたくない気持ちが強いんです」。痛みと相談しながら、調整していくことになる。