大相撲の横綱鶴竜(33=井筒)が、九州場所(11日初日、福岡国際センター)を休場することが分かった。8日、福岡市内で取材に応じた師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)が明かした。鶴竜は時津風に出稽古した6日も、前頭の妙義龍、錦木と計19番で17勝2敗だったが、右足首などに違和感を訴えていた。

これで、この日午前に休場が判明した白鵬に続いて、2横綱の休場が決定。9月の秋場所で9場所ぶりに皆勤して10勝5敗だった横綱稀勢の里が、九州場所は初めて一人横綱として土俵に上がることが決まった。

稀勢の里はこの日午後、九州場所の会場となる福岡国際センターで行われた前夜祭に参加した。土俵入りを披露後、一人横綱として臨む可能性が出てきたことについて問われ「やるべきことをしっかりやるだけ」と、短い言葉に力を込めていた。