名古屋場所優勝の関脇御嶽海(25=出羽海)が、7場所ぶりに初日黒星を喫した。

東前頭2枚目栃煌山(31=春日野)に突き落としで敗れた。左ののど輪で動きを止め、激しい突きで前に出たが、土俵際の栃煌山が冷静だった。取組後、映像で敗れた一番を見返し「悪くはなかったと思う」と、悲観的には捉えなかった。

栃煌山は名古屋場所14日目に優勝を決めた時の相手。それまで6勝1敗と合い口も良く、当日の朝稽古では「自分の相撲を取れば白星をつかめる」と語っていた。

黒星発進は昨年の秋場所以来。星数と内容次第では、来場所での大関昇進の可能性を残している。好スタートは切れなかったが「まだ始まったばかりなので。いつも通り、1日一番やるだけ」と切り替えに努めた。