東前頭2枚目栃煌山(31=春日野)に土がついた。同3枚目錦木にもろ差しの体勢に入りかけたが、そのまま両腕を固められ、きめ出しを食った。

「ちょっと上体から行っちゃった。ああ来るのはわかっていました。もっと前に出て、相手を起こしながらいかないと…。何かフワッと立ってしまった」と首をひねった。

横綱、2大関、2関脇という上位陣総なめの5連勝が、思わぬ形で止まった。「自分の相撲を取れなかったことが悔しい。明日は修正して、もっと低いところから当たっていきたい」と気持ちを切り替えていた。