東関脇御嶽海(25=出羽海)が西前頭筆頭北勝富士との“同学年対決”に快勝した。

ほぼ五分の立ち合いから足を止めず、一気に押し出した。「(自分は)優勝しているし、同期生として力の差を見せつけたかった。(北勝富士は)今場所、調子がいいからちょっと怖かったですけどね」。対戦成績を5勝2敗とし満足そうだ。

名古屋場所の初優勝を受け、大関とりが注目された先場所は9勝6敗に終わった。今場所も成績次第で大関とりムードが再燃する可能性はあるものの、序盤戦で3敗。この日で星を五分に戻したが、状況は極めて厳しい。7日目はただ1人勝ちっ放しの貴景勝戦。「自分の相撲を取るだけ」。若手のリーダーとして、勝って存在感を見せつけるつもりだ。