小結貴景勝はハプニングに見舞われたが、1敗を守って再び単独トップに立った。

仕切りの途中で、時津風審判委員(元前頭時津海)が指示した呼び出しから、短い結び目を締め直された。普段からきつく締めているため、呼び出し2人でもなかなか締め直せず。締め直すのに約1分かかったが、相撲はまわしを取らせることなく1秒2で引き落としを決めた。締め込みを締め直されたことについては「それで精神がブレたらそこまで。影響はなかった」と涼しい顔。93年春場所の若花田以来となる8日目での小結単独トップも「まだ半分だから全く関係ない」と気にしなかった。