小結貴景勝(22=千賀ノ浦)が、西前頭筆頭の北勝富士(26=八角)を押し出しで下して単独トップを守った。立ち合いで、立ち遅れた北勝富士が待ったと思い力を抜いたが、貴景勝は集中力を切らすことなく一気に前に出て勝負を決めた。「積極的にいこうと思いました。そんなに考えずにいけたと思います」と後半戦でも落ち着いている。

節目となる幕内100勝目を記録。年納めの場所で、初優勝の期待もかかる若手は「負けて後悔しないようにやりたい。頑張らないといけない。明日も集中して」と話した。1差の4力士から追いかけられる展開も「1敗とか2敗とか関係ない。自分がどういう風に戦っていくかだけを考えていきたいです」と言い切った。