2場所連続の小結で9勝、13勝と星を伸ばした貴景勝だが、現時点で来場所は明確な大関とりではないという認識を協会側は示した。

阿武松審判部長(元関脇益荒雄)は「来場所、相当なことがない限り(大関の)声は上がらないでしょう」とし打ち出し後も「可能性はゼロではない」とした。3場所合計33勝が大関昇進の目安とされるが、単純な足し算で来場所11勝すれば昇進というわけでなく、高次元の成績なら「声は上がると思う」とした。また「基本的には10番が始まり」と昇進3場所前が2ケタ勝利でないことも高い数字を求める根拠とした。八角理事長(元横綱北勝海)も「来場所どんな成績を残すかで大関候補と言えるのでは」と話した。