付け人に暴力を振るった平幕の貴ノ岩(28=千賀ノ浦)が7日、責任を取って現役を引退した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と都内の日本相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)らに引退の意思を伝えて受理された。
-今の心境は
貴ノ岩 また上を目指して頑張っていくという気持ちで精進していたが、自分のやったことに深く責任を感じている。
-どの段階で引退を決めたか
貴ノ岩 昨日決めました。
-引退以外の方法は考えなかったのか
貴ノ岩 相撲を続ける気持ちは今でもありますけど、やっぱり引退して責任を取る気持ちの方が強かった。
-番付が下がってから幕内に戻ってきた。迷いはなかったのか
貴ノ岩 迷いはありません。
-1年前は暴力を受ける立場、今回は程度の違いはあれ、暴力を振るう立場になった。なぜそうなったのか
貴ノ岩 自分の気持ちの弱さ、自覚が足りなかった。そういう気持ちと反省の気持ちしかありません。
-付け人と話は
貴ノ岩 話をして謝罪をしました。
-相撲をやってきたことで学んだこと
貴ノ岩 一生懸命、無我夢中で努力することを学びました。
-一番思い出に残っている場面は
貴ノ岩 いろんな思い出がありますけど、仲間と稽古して一緒に汗を流して、日々ぶつかり合ったのが思い出です。