大相撲の冬巡業が15日、沖縄・宜野湾市で行われ、大関栃ノ心(31=春日野)が幕内力士トーナメントで優勝を果たした。準決勝では苦手の平幕正代、決勝では関脇御嶽海をともに寄り切りで下した。朝稽古でも8番取って全勝。この日の宜野湾市は最高気温が20度前後で「暖かいから体が動きやすいよ」と笑顔を交えて話した。

今年の名古屋場所で大関に昇進して以来、1場所での最高白星は9勝にとどまっている。2年連続の優勝を狙う来年1月の初場所に向けて「大関として2桁は勝ちたい」と力を込めた。