大相撲の冬巡業が16日、沖縄・宜野湾市で行われ、平幕の碧山(32=春日野)が朝稽古で13番取って12勝を挙げた。

初場所で三役復帰が濃厚な平幕妙義龍(32=境川)、大栄翔(25=追手風)らを寄せ付けない内容に「まだまだこれから。稽古量を落とさずにやっていきたい」と話した。

九州場所を終えて、冬巡業も終盤となり「ちょっと疲れはあるかもね」と漏らした。若干疲労の色を見せたが、24日のクリスマスイブは妻トドロバさん(37)と2人で過ごす予定。厳しい稽古を積み重ねる中、昨年2月に披露宴を開いた愛妻との時間が待ち遠しいようだ。

当日はクリスチャンのため肉を使わず、豆料理など9~11品を自ら調理し、食事をたしなむ。「日本みたいにプレゼント交換はないけど、楽しみ」と笑みを浮かべた。

九州場所では11勝を挙げる好成績だったが「今年はけがもあって良くなかった」と反省。この日の夜に飛行機で帰京する予定で、最高気温25度近い宜野湾市に比べて東京は10度以上低いが「1日で慣れるので大丈夫」と、頼もしく話した。