大相撲初場所(13日初日、東京・両国国技館)を前に、関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)が12日、土俵祭に参加した。昨年九州場所の優勝額を贈呈され「大きくて立派。夢だったし、ありがたいけど、明日から場所が始まるので」と喜びながらも気を引き締めた。

土俵祭では、埼玉栄高の先輩で「ずっと背中を見て頑張ってきた」という大関豪栄道(32=境川)と小結妙義龍(32=境川)に挟まれた。「(2人と)大きい話をしたわけじゃないけど、明日から始まるんだなと感じた」。

関脇として初めての参加。「(小結の時と)変わりはないけど、結果を残さないといけない」と責任感も増している。「どれだけ精神力を持っていけるか試されているので、それは楽しみでもあり怖さでもある」。重圧をはねのけ、連続優勝を狙う。