鶴竜(33=井筒)は過去22勝21敗と拮抗(きっこう)する相手の奇襲にも動じなかった。

立ち合いで左に変化した栃煌山の動きを見極め対応。冷静に向き直ると、正対して押し込み最後は突き出した。

白鵬同様に全休明けだが、右足首の不安は感じさせず「しっかり相手が見えているから、ちゃんと反応できた」と納得の表情。稀勢の里が喫した横綱ワーストタイの6連敗も免れた。