福島市出身の東幕下40枚目若隆元(27=荒汐)が1番相撲で白星を挙げた。東幕下41枚目龍勢旺(32=芝田山)との差し手争いから、右を深く差して素早く寄り切り。「自分から攻めていけた」と納得の表情を見せた。

この日の白星で、09年九州場所の初土俵から通算200勝。「全然実感ないけど、節目を飾ることができてうれしい」と笑みを浮かべた。兄弟子の蒼国来が十両に復帰し刺激を受けている。「いつも肩の力を抜け、と指摘される。お世話になっているので、いつかは追いつきたい」と、感謝の気持ちを持って関取昇進に挑戦する。