大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の開催を告げる御免札(ごめんふだ)が9日、大阪市内の同所正門玄関前に設置された。

同札は、江戸時代の勧進相撲で寺社奉行の興行許可を得た印として掲げられたものが由来とされる。

元横綱稀勢の里の荒磯親方の引退で懸念された前売り券の売れ行きだが、場所を担当する高島部長(元関脇高望山)によると「当初はそれも考えましたが、あまり影響はないようです」と笑顔を見せ、順調なことを明かした。同部長は「平成最後の場所なので、思い出に残る場所になってほしい」とした上で、貴景勝、玉鷲、御嶽海、北勝富士の予想される三役勢に言及。「4人とも激しい押し相撲。大関、横綱はてこずると思う。特に地元の貴景勝には(大関昇進もかかるし)期待したい。(初場所優勝の)玉鷲もね」と熱戦を期待した。