大相撲春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子検査が2日、大阪市内の病院で行われ、40人が受検、全員が体格基準をクリアした。合格者は内臓検査の結果を待って、初日に発表される。

静岡・焼津港中で昨夏全国中学選手権団体・個人優勝の“中学横綱”吉井虹(こう、15=中川)は177センチ、150キロで体格基準をパスした。小4で地元のわんぱく相撲で優勝、小5で「中学を出てプロになる」と決めたといい「高校3年間より、プロの3年間の方が体を作る上で圧倒的に有利と思ったので」。母まゆみさん(47)が昨夏から体調を崩して入院、1週間前に手術を受け、1日に退院したばかり。「絶対に関取になって、お父さん、お母さん、地元の人たちに恩返しをしたいです」と決意を口にした。