元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が、NHK大相撲中継の解説を初めて務めた。えんじ色のネクタイ、ストライプの黒スーツに身を包み、NHKの三瓶宏志アナウンサーの質問に答える形で、土俵人生を振り返りつつ、幕内の取組を解説した。

初解説については「ものすごい緊張しています」と言いつつ、その後は滑らかな口調でコメント。横綱昇進後、東京・明治神宮で土俵入りを行った場面には「実は最後、所作を間違えたんです。緊張してましたね」と明かした。2011年11月に急逝した先代師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)に指導を受ける場面も放送で紹介された。過去の映像にもかかわらず「身が引き締まりますね」と緊張気味に話していた。