東十両2枚目貴源治(22=千賀ノ浦)が初の十両優勝を果たした。13勝1敗。

自身の取組前に3敗だった東十両6枚目琴勇輝(28=佐渡ケ嶽)が敗れた時点で優勝が決まっていたが、「残された自分の相撲を取りきるだけ。そこで気を緩めたら相手に失礼」と集中していた。

西十両8枚目大翔丸(27=追手風)を寄り切り。立ち合いから右を出して、突っ張りから滑らかに右を差して、左下手を引いた。幕下優勝を果たした双子の兄、貴ノ富士とのアベック優勝となった。

名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)で新入幕を果たすことが確実。「来場所も今場所に近い成績を残したい」と、意欲を見せた。