7月15日は「海の日」。大相撲名古屋場所9日目、四股名に「海」が付く力士は、序ノ口から幕内まで20人が出場した。

幕内で勝利を挙げた力士は2人。西前頭13枚目の佐田の海(32=境川)は同15枚目の魁聖(32=友綱)を寄り切り。「あっ、俺の日だと。そう言い聞かせて来ました。海の日は勝っている確率は高いと思います」と、海の日を意識して土俵に上がっていた。

西前頭6枚目の志摩ノ海(30=木瀬)は、東前頭9枚目の松鳳山(35=二所ノ関)にはたき込みで勝った。三重県志摩市出身で「目の前が海だった」という環境で育った力士。ところが海の日について話題を振ると「気にしてませんでした…。小さいころは海に行ってましたね」。

関脇御嶽海(26=出羽海)は、小結阿炎(25=錣山)に敗れて3敗目を喫し、優勝争いから1歩後退した。

十両では海対決があり、木崎海が千代の海に勝った。この日出場した「海」が付く20人の成績は、10勝10敗だった。