大相撲の前頭北勝富士(27=八角)が、同世代との出世争いから抜け出すことを誓った。

3日、出身地の埼玉・所沢市で行われた夏巡業に参加。朝稽古では横綱鶴竜の胸を借りて、泥まみれに。約8分間のぶつかり稽古を終えると、集まった約3200人から大歓声を浴びた。

ここ1年はライバルの御嶽海ら若手力士の初優勝が続いただけに、番付で後れを取りたくない。「自分は大器晩成。アマチュアでも急に強くなったわけじゃなく、地道に上位に定着した。両横綱、大関陣は強いけどそこを破って、今度は自分が次の世代の壁になりたい」と力を込めた。