大相撲の横綱鶴竜(34=井筒)が、相撲とバスケで納得の調整を過ごした。19日、北海道・釧路市で行われた夏巡業に参加。

巡業は20日から5日間中断し、残すは25日に都内で行われるKITTE場所のみとなった。この日は前頭正代に稽古をつけるなどして体を動かし、「今日で(実質)もう終わりですね。調整は順調? そうですね」と、うなずいた。力士会会長として全体も見回し「ベテランも若手もしっかり稽古をやっていた」と評価した。

この日の取組前には会場内のバスケットコートで約15分間、黙々とシュート練習に打ち込んだ。途中7本連続で3点シュートを決めるなど、抜群のシュートタッチを披露。24日には、さいたまスーパーアリーナで行われるバスケットボール男子の国際試合・日本-ドイツ戦を観戦する予定で、始球式としてシュートを放つ可能性もある。「最後にちゃんと(練習)できて良かった」と“最終調整”に納得の表情を浮かべながらも「もしやるとしたら、着物で打つでしょ? 絶対に入らない気がするな。リング外さない程度でいいかな」と、動きづらい格好を想定して、謙虚に話した。