中国・内モンゴル自治区出身の十両蒼国来(35=荒汐)が、日本国籍を取得したことが、6日付の官報で告示された。

この日、両国国技館を訪れた蒼国来が報道陣に対応し「一つホッとした。手続きが遅くなって時間があまりなかったからよかった」と話した。

荒汐部屋には部屋付き親方がおらず、師匠の荒汐親方(元小結大豊)は来年3月末で定年退職を迎える。部屋の後継者不在だったが、日本国籍を取得したことで、蒼国来が部屋を継げる環境が整った。引退後も相撲協会に残るつもりか問われると「そうですね。2年前から決めていた」と話した。日本名は本人によると、ウンクー・トプシンだという。